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奥佐野農泊推進協議会「丸嶽コモン再生プロジェクト」第二弾


「環境改善体験」

 

佐野市丸岳地区では、メガソーラーや砕石場、荒廃した森など景観が悪化し、湧き水も枯渇しています。

こうした負の状況を改善しようと、地域の山主7名の森林を集約化(全15.2ha)して6haを整備し、2.2kmの道を敷設しましたが、まだ9ha以上の森林整備が必要です。

そこで、専門家(坂田昌子氏)をお招きし、地域内外の皆様に、森や小川の再生方法、自然への向き合い方などをお伝えするとともに、実際に森の中で活動していただく体験講座を実施します。

講座は4回で1セットとし、2期に分けて実施します。

 

早春の里山の美しさや豊かな暮らしを楽しみながら、湧き水の復活に向けた活動へのご協力をお願いいたします。

 

 【プログラム】

第1期: 山や小川の再生、しがらづくり(やぶ編)

①1月18日(木) ②1月19日(金) ③2月3日(土) ④2月4日(日) 

 

第2期: 山や小川の再生、しがらづくり(さわ編)

⑤3月2日(土)  ⑥3月3日(日) ⑦3月14日(木)   ⑧3月15日(金)

 

   1日目のスケジュール

       8:30~      受付開始

    9:00~12:00  坂田昌子先生の講義と質疑応答

           12:00~13:00  昼食

           13:00~15:30  作業

 

   2日目以降のスケジュール

       8:30~      受付開始

    9:00~9:30    レクチャー

    9:30~12:00  作業

           12:00~13:00  昼食

           13:00~15:30  作業

 

      *内容は天候など状況によって変更する可能性があります。

 

 

集合場所: 栃木県佐野市多田町2677 丸嶽神社・社務所

 

 

 


生物多様性の坂田昌子氏
生物多様性の坂田昌子氏

 

講 師:  坂田昌子氏

国連生物多様性の10年市民ネットワーク代表、CEPAジャパン理事を経て、現在は一般社団法人コモンフォレストジャパン理事、環境NGO虔十の会代表。

生物多様性条約締約国会議や国連持続可能な開発会議「地球サミット」等の国際会議にも参加し、国際会議と市民をつなぐ活動を行う。地元の東京都高尾市の自然保護活動をしつつ、日本各地の講演活動や現地ガイドに招かれ、生物多様性を保全し持続可能な地域づくりに取り組む。 

 


 

 

参加費:1,000円 (各回定員:40名。単回での申し込み可)

 

保険:必要に応じ各人で加入をお願いいたします。

 

服装・持ち物:作業しやすい服装、深い長靴、手袋(軍手など)、ゴム手袋、帽子、雨具、着替え、飲み物、昼食(※)

 

*道具をお持ちの方は持参ください。

 

 例):手のこ、手ぐわ(イカ型)、剪定ばさみ、移植ごて、バール、かけや(ハンマー)、てみ、石み、バケツ

 

(※)昼食のお弁当(1000円税込)をご希望の場合は、1週間前までにお申し込みください。

 

*申し込みはこちら⇒ https://x.gd/D3qlf

 

(※)各期の全4日をご出席できる方を優先的に受け付けさせて頂きます。

 

 

 

宿 泊: 宿泊希望の方(限定10名)には近隣の「古民家スペース美波.」にお泊りいただけます。

     ご希望の場合は1週間前までにお申込みください。但し、相部屋(男女別)になります。坂田先生も同施設にご宿泊予定です。

 

「古民家スペース美波.」について

  https://kominkaminami.hp.peraichi.com/home/

  住所)栃木県佐野市多田町1665 

  

宿泊費: 無料

食事代: 夕食3500円、朝食1500円(いずれも税込)。但し、飲み物代は含みません。

持ち物: パジャマ、歯ブラシなどご持参をお願いします。

 

 

 

「奥佐野農泊推進協議会とは」

自然豊かな奥佐野に宿泊し、地元食材を活用した食事や里山での各種体験を楽しんで頂くことを通じて、地域の自然などの維持・改善を目指しています(令和5年度農山漁村振興交付金の支援を得て活動しています)。

 

「主催者より」

かつてこの丸嶽(まるたけ)地域にも、人々が共に生きていくために大切にされてきたことがありました。

例えば田んぼの手伝いをしあったり、食べものを分け合ったり、祭りがあったり。

しかし私たちは「時代の流れ」あるいは、「選択」によって、利便性やお金優先の社会をつくり、その大切なことを失ってしまいました。

そしてそのしわ寄せは、自然環境や立場の弱いところに集中しています。

一方でこのような現状、とりわけ自然破壊に対して心を痛め、「なんとかしたい」と考えている方も増えているのではないでしょうか。また、森林などの自然を、次世代に引き継ぐべき共有財産(コモン・common)として再生しようとする活動も広がっています。

私たちはそうした方々と力を合わせ、この丸嶽地域のみなさんの声と、丸嶽の自然が発する声を受け止めて、様々な環境改善活動を実施していきたいと考えています。

まず第一弾の取り組みとして、生物多様性を通して自然環境や地域の抱える問題に取り組んでいる坂田昌子先生を迎えての「環境改善体験」を実施します。

あわせて、それに必要な作業小屋や縄文トイレをつくるための「DIY体験」も行います。みなさんのご参加をお待ちしています。